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市況ショートコメント

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※ 本コメントは、為替に関する客観的情報の提供を目的に作成されています。最終的な投資の判断はご自身の判断でお願い致します。

2010

03/12

(金曜日)

<東京> ドル円、底堅い展開か

前日のNY市場で、ドル円はもみ合いの展開となった。欧州の取引時間帯に、BOEが発表した英国民への四半期ごとのアンケート調査で、英国の消費者の今後1年間のインフレ期待が前回から上昇したことが明らかになると、ポンド円が上昇。これにつれる格好で、円安・ドル高が進んだ流れを引き継いだ。アジア時間の高値90.55円を上抜けると、上昇に弾みが付き一時90.72円まで値を上げた。ただ、買い一巡後は上値の重さが目立った。米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったと伝わると、時間外のダウ先物が下落しリスク回避的な売りが出た。一時90.31−34円まで下押しした。半面、日銀による追加的な金融緩和への思惑から買いが入ったため、下値も堅かった。安値はアジア時間に付けた90.20円で、一日の値幅は52銭程度だった。本日の東京市場では、13時30分に1月鉱工業生産確報が発表されるものの、材料視される公算は小さく、前日の米国株高を受けた日本株やアジア株相場の動向に注目が集まる。なお、日経新聞の記事を手掛かりに、日銀が早ければ来週にも追加の金融緩和を実施するとの思惑が台頭。東京勢から円売りが先行している。朝方、ドル円は90.75円、ユーロ円は124.15円まで値を上げた。ただ、ドル円やユーロ円の上値では国内輸出企業からの売りが厚いほか、市場関係者からは「戻りを売りたい向きは多い」との声が聞かれ、一方的な円安進行も見込みづらい。週末のポジション調整の動きにも注意が必要だ。

2010

03/11

(木曜日)

<東京> 材料豊富な東京市場

前日のNY市場ではドル円、クロス円が買われる展開となった。ドル円は一時90.83円、ユーロ円は124.01円、豪ドル円は83.32円まで値を上げた。欧州の取引時間帯に、「日銀は来週の金融政策決定会合で、追加の金融緩和策を探る可能性がある」との一部報道を受けて、日本の追加金融緩和策への思惑から円売り・外貨買いが進んだ。ギリシャがEUに提出した財政再建の履行状況に関する報告で計画が前倒しで実行されていることが伝わったことなどを受けて、ギリシャを巡る懸念が後退したことも好感された。一方、NZドル円は上値が重かった。RBNZは市場の予想通り政策金利の据え置きを決定したものの、声明で景気回復の弱さに言及したためNZドル売りが出た。本日の東京市場では重要な経済指標が多く発表される。市場では、8時50分の日本の10−12月期GDP改定値、9時30分の2月豪雇用統計、11時の2月中国主要経済指標に注目が集まっており、指標の結果に一喜一憂する展開が予想される。ドル円は国内輸出企業などからの売り注文が厚いうえ、一目均衡表の雲の上限が90.53円まで下がってきており、上値の重い展開が見込まれる。ただ、市場関係者からは「海外勢は来週の決定会合で追加の金融緩和を期待しているようだ。思惑的な円売りが出る公算も大きい」との指摘があり、一方的に円高・ドル安が進む展開は考えにくい。

<欧州> ギリシャストライキの影響を見極める

本日の東京市場では、ドル円は弱含みの展開となった。朝方は本邦輸出勢からユーロ円を中心としたクロス円の売りが観測されたことから、上値の重い動きとなった。2月中国消費者物価指数が市場予想を上回る強い数字となったことを受けて、豪ドル円が下落。ドル円も一時90.20円の安値まで売られた。ただ、下値ではNY時間安値である90.25円レベルが意識されたほか、日経平均が引けにかけて上げ幅を広げたことなどにつれて、ショートカバーがやや優勢となっている。日経平均は、中国の強いインフレ指標を受けてダウ先物が下落したことで、後場寄り付きこそ値を消す場面もみられたが、引けにかけては買い戻され101円高の高値引けで取引を終えている。欧州市場では、16時45分に1月仏財政収支が発表される。19時には3月欧州中央銀行(ECB)月報が公表される。ユーロドルはアジア時間から1.3640ドルを挟んだもみ合いとなっているが、市場参加者からは「ギリシャで本日決行予定の24時間大規模ストライキやデモの影響を見極めたい」との声も聞かれており、予断を許さない。また、ユーロスイスフランが一時1.4605スイスフランまで下落するなど、1.46スイスフラン割れ寸前まで売られており、SNBの介入警戒感はいつも以上に高まっている。

<NY> スイス中銀の声明に注意

本日の欧州市場ではポンドが堅調。イングランド銀行(BOE)が11日に発表した英国の消費者の今後1年間のインフレ期待が、11月発表時の2.4%から2.5%に上昇していたことを受けた。短期筋からストップロス誘発を狙った仕掛け的な買いが入り、上げ幅が広がった。ポンドドルは1.5065ドル、ポンド円は136.32円まで上昇した。また、ポンドドルの買いにつれてユーロドルは1.3669ドルまで一時上昇したものの、ユーロポンドがストップロスを巻き込んで下げ幅が広がったこともあって、徐々に上値を切り下げている。ニューヨーク市場では、米国の材料として22時30分に1月米貿易収支、新規失業保険申請件数、12日3時に米30年債の入札などがある。また、22時にスイス国立銀行が政策金利を発表する。金利は据え置かれる見込みだが、声明で対ユーロでのスイスフラン高を阻止する姿勢がこれまで通り示されるかに注意したい。22時以降はユーロスイスフランを中心にスイスフランが大きく動く可能性が高そうだ。その他、ドル円に関して「一目均衡表の雲上限90.54円がレジスタンスとして意識されている」との指摘があった。NY終値でこの水準を上回ることが出来るかに注意が必要だろう。

2010

03/10

(水曜日)

<東京> 豪・中国経済指標に注目

前日のNY市場でユーロドルは行って来いの展開となった。欧州の取引時間帯に、格付け会社フィッチがポルトガルの財政政策に懸念を示したほか、ユーロ圏のソブリン・デフォルトの可能性に言及。ポンドドルが下落したことも相場の重しとなり、ユーロ安・ドル高が進んだ流れを引き継いで始まった。NY勢参入後に、一時1.3537ドルまで値を下げた。ただ、売り一巡後は値を戻す展開に。安く始まった現物の米国株が持ち直したほか、商品相場が底堅く推移したことが買い戻しを促し、一時1.3618ドル前後まで値を戻した。ユーロ円もNY勢参入後に一時121.46円まで値を下げた後は、ショートカバーで122円台半ばまで値を戻した。本日の東京市場では、8時50分に1月機械受注、2月企業物価指数、9時30分に1月豪住宅ローン件数、14時に2月中国貿易収支が発表される。市場では、1月豪住宅ローン件数や2月中国貿易収支に注目が集まっており、指標後の豪ドルの値動きに注意したい。豪ドル米ドルは一目均衡表の雲をしっかりと上抜けており、テクニカル的にも底堅い展開が予想される。一方、ドル円については5・10(ゴトー)日ということもあり仲値決済に向けたドル需要が予想される半面、「90円台では戻りを売りたい向きが多いようだ」との指摘があり、仲値後は頭の重い展開が見込まれる。

<欧州> 独消費者物価指数改定値に注目

本日の東京市場では、ドル円は様子見気分の強い展開となった。朝方は一時89.85円の安値まで値を下げる場面もみられたが、ゴトー日ということもあり仲値にかけての買いが観測されたことで、90.09円まで値を上げた。ただ、その後は目先の材料に乏しい中、インターバンク勢のポジション調整に終始する展開となった。日経平均が引けにかけて底堅い動きとなったこともあり、90.11円の高値まで買われたが、値幅は極めて狭いものとなった。市場では、「相場全体に膠着感が漂っている」との声も聞かれ、株式市場同様に「開店休業状態」のアジア市場となった。欧州市場では、16時に1月独貿易収支、2月独消費者物価指数改定値が発表される。18時30分には1月英鉱工業生産指数、製造業生産高が予定されている。ポンドドルは、アジア時間に一時1.4957ドルの安値まで売られる場面もみられたが、再び英国のソブリンリスクが台頭していることもあり注意したいところだ。ドル円は、「昨日の高値90.33円を意識して、既に90.30円までオファーが下りてきている」との声も聞かれており、本邦勢からの売り意欲の強さが伺われる。

<NY> NZ中銀の声明に注意

本日の欧州市場ではポンドが軟調。英財政問題や、英バークレイズが米銀の買収を検討しているとの報道などを背景に仕掛け的な売りが膨らんだ。ダウ先物が持ち直したことをきっかけに買い戻される場面もあったが、1月の英鉱工業生産指数や英製造業生産指数が前月比で市場予想平均よりも弱い内容だったと伝わると売りが優勢となり1.4873ドルと2日以来の安値水準を付けた。ニューヨーク市場では24時に1月卸売在庫の発表があるほか、11日3時には米10年債の入札が予定されている。ドル円は米金利への感応度が高いため、入札後の金利の動きに注意したい。また、11日5時にはニュージーランド準備銀行が政策金利を発表する。金利は現行の2.5%で据え置かれる見通しだが、声明で「2010年半ばごろに刺激策の解除を開始する見込み」との文言に変更があるかに注目が集まっている。その他、ウェーバー独連銀総裁やトリシェECB総裁が講演を行う予定となっており、南欧のソブリンリスクに関する発言にも注意が必要だろう。

2010

03/09

(火曜日)

<東京> 英国の経済指標に注目

前日のNY市場では、ポンドが売られる展開となった。英中銀による一段の金融緩和観測や英政局の先行き不透明感などが引き続き意識される中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド売りが出た。ポンドドルは一時1.5031ドル、ポンド円は135.68円まで値を下げたほか、ユーロポンドは目先のストップロスを巻き込んで一時0.90726ポンドまで上昇した。一方、ドル円は小動き。欧州市場では、ユーロ円の下落につれて一時90.15円まで値を下げる場面があった。ただ、NY市場では90.30円前後を挟んだ小動きに終始した。ドル円の高値はアジア時間に付けた90.69円で1日の値幅は54銭程度だった。本日の東京市場では、9時1分に2月英BRC小売売上高調査、2月英RICS住宅価格、9時30分に2月豪NAB企業景況感指数、14時に1月景気動向指数速報が発表される。前日にポンドが売られた後だけに、英国の経済指標に注意したい。なお、米商品先物取引委員会が前週末に発表した2日時点の建玉報告によると、CMEの通貨先物市場で投機筋のポンド・ショートポジションは67549枚と1999年1月以来の水準となっている。一方、ドル円は動意の薄い展開が想定される。週後半に日米の重要指標を控える中、一目均衡表の雲に入り込んでおりテクニカル的にも方向感が出にくいだろう。

<欧州> 英貿易収支に注目

本日の東京市場では、ドル円は下値を探る動きとなった。朝方から上値の重い展開となったが、仲値後に本邦輸出筋からの売りが強まったことを受けて下げ足を速める動きとなった。ランチタイムには一時89.87円の安値まで売られている。市場では「目先のロングを投げる動きがあった一方、89円台を拾う動きもみられた」ことで、その後は90.00円を挟んだもみ合いが続いている。一部参加者からは「週末の米雇用統計直前のレベルである89.55-60円が目先下押しの目処」との声も聞かれている。ただ、断続的に本邦勢の売りが出ていることもあり、3月期末に向けた実需の売りが戻りを鈍いものとしている。欧州市場では、16時45分に1月仏貿易収支が発表される。17時15分には2月スイス消費者物価指数、18時30分には1月英貿易収支が予定されている。また、19時にはウェバー独連銀総裁が講演を行う。ユーロドルは、アジア時間午後に入って、日経平均やダウ先物が下げ幅を縮める動きにつれて一時1.3636ドルの高値まで値を戻したものの、1.36ドル台後半から1.37ドル台にかけての戻り売り意欲の強さが意識され、再び下値を試す展開となった。ただ、昨日安値の1.3605ドルに面合わせした後は買い戻されている。

<NY> 米3年債入札に注目

本日の欧州市場ではユーロとポンドの売りが強まった。格付け会社フィッチが「ポルトガルの財政再建が不十分なら格付けを引き下げる可能性がある」「ユーロ圏にソブリン・デフォルトの可能性がある」などの見方を示すとユーロの売りが膨らみ、ユーロドルは1.3553ドル、ユーロ円は121.67円まで下げた。また、ポンドドルは1月英貿易収支が予想よりも弱い結果だったことや、フィッチが「英国の信用状況が悪化した」との見解を示したことなどが重しとなり1.4939ドルまで下げる場面があった。ニューヨーク市場では経済指標の発表はないものの、10日3時に米3年債の入札がある。ドル円と米金利の相関性は高いため入札後の米金利の動きに注意が必要だろう。その他、ギリシャのパパンドレウ首相が、オバマ米大統領やガイトナー米財務長官と会談を行う予定となっている。「米国に出来ることはない」との冷めた見方もあるが、会談後の発言には注目したい。ドル円に関しては「先週末の米雇用統計発表前の水準89.55−60円が下値目処」との見方があったほか、一目均衡表の転換線89.41円や雲下限89.30円などがサポートとして意識されているようだ。

2010

03/08

(月曜日)

<東京> ドル円、一目均衡表の雲の中へ

前週末のNY市場では、ドル円が買われる展開となった。日銀による追加の金融緩和策が意識される中、日欧株価の上昇を背景にじりじりと円安が進んだ流れを引き継いで始まった。米労働省が発表した2月米雇用統計が予想より強い内容だったと伝わると、円売り・ドル買いが膨らんだ。米国株や米長期金利の上昇も相場の支えとなり、一時2月23日以来の高値となる90.60円まで値を上げた。ローマーCEA委員長が、雇用統計の結果について「大雪の影響がなければ雇用は増加していた公算が大きい」などと述べたことも好感された。また、ドル円の上昇や株高を受けて、クロス円も堅調だった。ユーロ円は一時123.34円、ポンド円は137.06円、豪ドル円は82.31円まで値を上げた。本日の東京市場では、8時50分に1月国際収支速報、2月マネーストックM2、14時に2月景気ウオッチャー調査が発表される。市場では、予想を上回る米雇用統計の結果を受けた日本、アジア株相場の動向に注目が集まっている。ドル円は、日銀による追加の金融緩和観測が相場の支えとなる半面、年度末要因に絡んだ円買いの思惑が相場の重しとなる公算が大きく、神経質な展開が想定される。市場関係者からは「一目均衡表の雲に入り込んでおり、テクニカル的にも動きづらい」との声が聞かれた。なお、米商品先物取引委員会が前週末発表した2日時点の建玉報告によると、CMEの通貨先物市場で投機筋の円・ロングポジションは32552枚と昨年12月11日以来の高水準となった。

<欧州> 要人発言に注目

本日の東京市場では、ドル円は頭の重い展開となった。朝方は、クロス円中心に買いが強まったことから先週末の高値90.60円を上回り、一時90.69円まで値を上げる場面もみられた。ただ、3月期末決算を控えた本邦輸出勢の売りや、利食い売りに押され次第に上値の重い展開となった。午後に入ってからは、日経平均が引けにかけて200円以上上げ幅を広げたものの、ドル円は90.40円を挟んだ小動きに終始した。クロス円は全般堅調に推移。ユーロ円は一時123.80円、豪ドル円は一時82.50円の高値まで値を上げている。欧州市場では、17時15分に1月スイス小売売上高が発表される。また、20時には1月独鉱工業生産が予定されている。ユーロドルは、アジア時間に先週末の高値1.3631ドルを上抜けて一時1.3693ドルまで買い進められたものの、市場参加者からは「1.37ドル台には断続的に売りが観測されており、戻り売り意欲も強い」との声も聞かれており、神経質な動きとなりそうだ。また、国際決済銀行(BIS)総裁会議がバーゼルで開催中とあって、相次ぐ要人発言には注意したいところだ。

<NY> カナダ住宅着工件数に注目

本日の欧州市場ではドル円、クロス円は軟調。時間外のダウ先物が上げ幅を広げたことを材料に欧州勢からクロス円の買いが先行したが、ユーロ円に国内輸出企業からと見られる売りがまとまって出ると、クロス円全般が売りに押された。時間外のダウ先物が小幅ながらも下げに転じたこともリスクポジション解消目的の売りを誘い、ユーロ円は123.06円、ポンド円は136.51円、スイスフラン円は84.10円とそれぞれ本日安値を付けた。クロス円の売りに連れる格好でドル円は90.15円まで一時下げた。ニューヨーク市場では22時15分の2月カナダ住宅着工件数の発表がある。予想では19万件となっている。本日は米経済指標の発表がないため感応度が高そうだ。また、22時からバーカー英MPC委員が講演を行う。追加の金融緩和に関する発言に注目したい。その他、ユーロスイスフランが本日安値1.4628スイスフラン付近で張り付いたままとなっているが、「先週SNBの介入があったと見られる水準であり、いつ介入があってもおかしくない」との指摘があった。ユーロドルやドルスイスフランに影響を及ぼす可能性があるため注意が必要だ。

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